人気TOP10記事

労働時間管理、ちゃんとできてますか??

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

そもそも・・・・。

なぜ、労働時間管理が必要なの?

 

【労働時間の把握は会社に義務づけられています!】

①労働時間が把握できていなければ時間外・休日労働、深夜労働に対する割増賃金を払うことができない。

②労働時間数が不明であれば、賃金台帳へ労働日数、時間等を記入することができない。

 

①、②ができなければ労働基準法で定められた義務が果たせないこととなり、法律違反となってしまいます。

 

【労災認定が遅れてしまう可能性があります】

時間外・休日に仕事中の事故が起った場合、本当に仕事中であったのかなどの検証からスタートし、労災認定が遅れてしまう可能性があります。

 

【長時間労働の温床となります】

 人がいないから何時間かかっても仕事が終わるまで働いてね。という考え方の事業主も残念ながらいらっしゃいます。長時間労働と、脳疾患・心臓疾患の関連性は医学的にも証明されており、従業員が心身共に疲弊し病気になってしまう可能性もあります。

それにより、また人手不足が加速し負のスパイラルへ突入してしまう可能性があります。

 

【労使トラブルへ発展する可能性も・・・】

 労使トラブルの代表的なものとして、『未払い残業代』があります。

 事業主側としては、「うちの会社は役所に駆け込むような人間はいない。ある程度の固定残業代を払ってるから、それでいいはず。それより超えた分は本人の能力が低いだけ。その時間内で仕事が収まらない労働者が悪い。時間をしっかり把握することで、労働者に時間の認識が生まれてしまう。仕事もないのに残業代稼ぎで残ってみたり、逆にこれだけ働いたのに・・・と思わせたくない。寝た子を起こすようなことはしたくない。」という考えもあるようです。

 今やネット社会です。ちょっとでも疑問が生じれば、労働時間の考え方についてすぐに調べることができます。会社が時間管理をきちんとしていなくても、労働者自身で労働時間を記録している事も多いです。

 そうなると、会社側に記録がなければ労働者側が示した時間が全て認められる可能性があります。

 また、固定残業代も要件を満たした決め方・支払いをしておかなければ、残業代として認められない可能性もあります。

 結果、意図しない膨大な未払い賃金を支払わなければならないこともあります。

 

 このようなことにならないよう、まず労働時間をキチンを把握し、会社の状況にあった時間管理をやっていきませんか?

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加